2017年12月8日金曜日

クリスマスピラミッド 4 - Christmas Pyramid 4


クリスマスピラミッドを中心とした雪景色が完成しました ! 



クリスマスピラミッドの周りにはクリスマス用のフィギュアを並べてみました。
そのさらに外側はDCC制御のトラムがゆっくりと回ります ♪



サンタクロースが4頭立てのソリに乗ってやって来ると、ソリ遊びをしていた子供達がその周りに集まってきます。



こちらの家族は4頭立てのトナカイに興味があるようです。



ただお父さんはトナカイよりも気になるものがあるようです。



おねえさんサンタクロースが子供たちにプレゼントを配っています。このおねえさんサンタクロース、ソリではなくてドロップヘッドのスポーツカーに乗って来た様です。


モミの木には静かにイルミネーションが点灯しています。
クリスマス飾り、これでようやく完成です ♬

Happy Holidays !



2017年12月7日木曜日

クリスマスピラミッド 3 - Christmas Pyramid 3


雪化粧の続きです。
千古の雪はしっとりした積雪を表現するストラクチャーペイントでしたが、新雪のふわふわした雪を表現できるという「深雪」も試してみました。

左が粉末雪素材と静電発生ボトル、右は先に使った雪のペースト

こちらは粉状の雪素材をプラスティックのボトルに入れ、ボトルを振って発生させた静電気でふんわりと雪素材を積もらせる仕組みです。



雪素材が直径5㎜前後のダマになっていますが、気にせずボトルに入れて良く振ったところ、理由はわからないけれどほぐれてきました。

非常に細い繊維で出来ているようで、一見すると綿菓子の様です

実際に塗る、というか雪を降らせてみた結果は、路面に塗った糊の付き具合にもよると思いますが、結構こんもりしています。
路面に薄ーく積もらせるのには向いていない素材のようです。

作業中は細かい雪素材がそこらじゅうに舞うので、飛び散った雪素材をあとでウェットティッシュや掃除機で掃除できる場所で行った方が良さそう。

クリスマスピラミッドの雪化粧にはこの雪素材の出番は少なそうなので、再びペースト状の雪素材で化粧を続けます。

雪のペーストを水で溶いてあちこちに塗ってみました

製造元のノッホのホームページを見たところ、雪景色の雰囲気を出すための塗り方のヒントが紹介されています。木に雪を積もらせたり、氷柱など繊細な表現を行う時には水で薄めて塗るのが良い様です。

2017年12月5日火曜日

クリスマスピラミッド 2 - Christmas Pyramid 2


せっかくクリスマスピラミッドを作ったので、クリスマス飾りになるようにアレンジしてみました。チャレンジです。

まずは雪化粧。カトーの「千古の雪」というストラクチャーペイントを試してみました。

千古の雪、かなり固いです

この塗料は固めのジェル状になっており、柔らかい筆ではすくう事もできません。
厚く盛ってみると、収縮せずに白く固まります。
また、薄く塗ると下地が少し透けて見えます。

千古の雪を塗って1日置いたところ

ちなみに、使用後の筆の手入れ方法がよくわからなかったので「お客様相談室」に聞いてみたところ、溶剤は不要で水で洗えばよいそうです。ただ少しでも塗料が残ると固まるとのことでした。

この塗料は塗装中にも少しずつ固まってくるので、使う筆は捨てても構わないものが良さそうです。

2017年12月1日金曜日

クリスマスピラミッド 1 - Christmas Pyramid 1


少し前に買っておいたクリスマスピラミッドのキットを作ってみました。

クリスマスピラミッドは、ロウソクの炎による上昇気流を利用してクリスマス飾りを回転させるデコレーションです。

ブッシュ製のHOのキットで、説明書通りに作れば楽チンと思っていたのですが、つい接着剤をつけ過ぎてしまったり、それを除こうとして余計汚してしまったり、と初歩的なところで手こずってしまいました 笑。


東方の三賢者(左端)、羊飼い(右端)など
キリストの誕生に由来するものなどを飾ります


キットの大部分はレーザーカットされた木製でとても繊細に出来ています。
しかもあらかじめ綺麗に着色されているのは嬉しいところです。


本来のクリスマスピラミッドは、炎の上昇気流でピラミッド上部のプロペラが回り、その動力で人形や飾りをクルクルと回す仕組みになっています。

この模型はロウソクの代わりに麦球を使っていますので、残念ながら上昇気流でプロペラは回転しません。モーターを使ってプロペラを回転させる事も出来ますが、今回は見送ります。

さて、プロペラも取り付けたので、ロウソクに点灯してみます。

電源はアナログトランスのACまたはDCからとります。
DCにすれば明るさを調整できます。

とても小さなストラクチャですが、ロウソクを灯すだけでクリスマスの雰囲気が出てきました ♪


2017年11月29日水曜日

紅葉狩り - Walking in the Autumn Colours


今日は天気が良く、気温も20℃以上と暖かかったので電車、じゃなかった気動車に乗って紅葉狩りに行ってきました。

小湊鉄道です。雲一つ無い良い天気!

小湊鉄道に乗って、養老渓谷へ。
でも、まだあまり紅葉してなかった(全ての葉が紅葉する訳では無い、と後で教えてもらいました)。


養老渓谷です。

まあ、それでも天気の良い日にせせらぎを聞きながらの散歩は楽しい運動になりました。
帰りはルートを変えて、いすみ鉄道に乗ってみました。

いすみ鉄道です。

初めて乗りましたが、絶景のなかを走るんですね。
年甲斐もなく、運転席横でかぶりつきです。

なかなか迫力ある風景です。

都心からの日帰りでこんな景色が楽しめるとは知りませんでした。
得した気分です♪



2017年11月6日月曜日

Roller Test Stand - ローラースタンド


機関車のメンテナンスやDCCの動作確認用、そして何よりお店のショーウインドウで動輪をグルグル回しながら飾っている「あれ」をやりたくてローラースタンドを買いました。
憧れのローラースタンド、動輪の動きをじっくりと観察できます

メルクリン製ですが二線式のDCでもDCCでも使えます。

最初にこのテストスタンドを欲しいと思った時、メルクリンではうちのDCやDCCには使えないだろうと思いあきらめていましたが、お店で説明を受けてスタンド自体は二線式でも三線式でも使えることを知りました。

写真はDC(DCC)車輛用に左右のレールへ給電している状態です。
メルクリンなど三線式のAC車輛では中央にあるセンターレール用のレセプタクルも使います

このテストスタンドの左右のレールは電気的に独立しているので、ACでもDCでも使えるということ。なるほど!


長さは約50cm、大きな機関車でもいけそう

長さが約50cmあるので、かなり大きな機関車でもテストできそうです。
ただし、上の写真左側の通常レール部分には給電されず、ローラー部分と写真向かって右側のレール部分のみに給電されます。

クレイドルは全部で8セットついてます。

これで大きな機関車の動輪をグルグル回してディスプレイするのはすごく楽しそう、

な筈だったのですが、我が家にあるたった1両の大型蒸気機関車はテンダードライブなのでこの上で動輪をグルグル回して眺めることは叶いません。。。

という訳で我が家のテストスタンド上では大型機関車に代わり、小さな蒸気機関車がクルクルと動輪を回して目を楽しませてくれています♩

2017年11月3日金曜日

レプティス・マグナの考古遺跡 - Archaeological Site of Leptis Magna


旅行記です。

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北アフリカの国、リビア。
今は内戦状態に陥っていますが、その昔、カザフィー政権時代に訪れたことがあります。

滞在した首都トリポリの旧市街の中は、まるでTVゲームのドラクエに出てくる街の様に迷路めいており、散歩はまさにゲームの様でした。

街のつくりで面白かったのは、通りごとに同じ職種のお店が並んでいたことです。
調理道具のお店ばかりの通り、床屋ばかりの通り、パン屋ばかりの通り、などなど。
でも同じ通りにあって実はどのお店も微妙に違っていて、食器や調理道具の通りでは、鍋釜の多い店、食器専門、珈琲器具?専門、修理専門、みたいな感じで少しずつ住み分けしているようでした。冷やかしで覗くのも楽しい。

よく考えると、東京も人形町(着物)、かっぱ橋(調理道具)、秋葉原(電気街)、神保町(本屋街)などでお店が固まっているから、その縮小版みたいな感じでしょうか。
TVゲームの世界だと、武器屋、防具屋、薬屋などが集まって商売している感じ?

店主さん達はいずれもアラビア語だけでなく英語や算数も達者でした。
国民の教育、文化レベルは先進国に勝るとも劣らない印象をうけました。


トリポリ旧市街全景 ドラクエに出てくる街みたいでした ♪


滞在中に世話をして下さった方から「警察から無用の疑いを受けないように街中では写真を撮らないこと」と厳しく注意をうけていたので、残念ながら旧市街の街中の写真は殆どありません。惜しいです。


トリポリにあったカザフィー大佐の公邸、だったと思う


一方、トリポリ郊外(と言っても100km以上はなれたところ)にはローマ時代の壮大な遺跡がいくつかあるのですが、地元の人たち以外に観光客や監視の人は殆どいないため、気兼ねなくスナップ写真を撮ったりしていました。

レプティス・マグナ遺跡の標
世界遺産に登録されたことが記されています

地元のおばちゃん達、井戸端会議っぽかったです

偶然かもしれないけど、物乞いの人もぜんぜん見かけませんでした。
資源の輸出で国が潤っていたからでしょうか。どこかおだやかな雰囲気の国だった、という印象を持っています。


美しい劇場跡 床にはきれいなブロックが敷かれていました


水飲み場かな


柱の彫刻のごちゃごちゃ感がすごかったです。
ロダンの地獄の門が思い出されました(ロダンもインスパイアされた?)


水洗トイレです。鍵穴の様な穴からいたすのですが、下に水が流れている仕組み。衛生的ですね。


画面中央の広場をぐるっと囲むようにトイレが並んでおり、トイレでくつろぎながら広場を眺めていた?

トイレの周辺は公衆浴場の跡地がいくつかあって、なかにはお風呂場の床下にも部屋があったりしました。下から暖めるボイラー室の様な感じ?(煙突がたくさんあった)。
モザイク模様のタイルなどで装飾されているものもありました。

この遺跡はもともととても大きな港町だったようですが、ちょうど港、船溜りがあった場所は、残念ながらほとんど砂に埋もれていました。

街全体が遺跡になっていて、とても1日で全ては見て回れない。


誰かが路地裏から出てきそう

レプティス・マグナ、今でも誰かが住んでいるような錯覚におちいりそうな街の遺跡でした。

トリポリ以外の都市へも行ったのですが、長距離移動には古いフォッカー製の旅客機が大事に使われていました。
乗ってみると、席の頭上に電車の網棚のようなネットがあってそこに手荷物を収めていたのが微笑ましかった ♪
そして飛行機から降りるときには、皆がゆずりあって整然と降りる。
自分も見習わなくては。。。

カザフィー政権が崩壊して以降、良い話が聞こえてこない。
あの街の人達はどうしているのだろう。

追記)
リビアの鉄道はEp I~IIのイタリア領時代にトリポリやベンガジ周辺である程度施設されていたようです。ウィキペディアで調べてみると、当時のトリポリ駅やFIAT製の気動車の写真などを見る事ができます。



2017年10月28日土曜日

ヘルシンキの市電 - Helsinki Tramway

欧州へ行くために飛行機で離陸する寸前、どういう理由なのかはわからないけども、中国上空の空域が突如閉鎖されてしまった。
飛行機はルートの見直しや追加の燃料の補給などで経由地のフィンランドのヘルシンキに大分遅れて到着。

本来ヘルシンキで乗り継ぐ予定の飛行機には乗り遅れてしまい、仕方なくヘルシンキで一泊する事になったのですが、こういうトラブルは案外と好きです。
思いもよらず観光できるのですから

ヘルシンキ中央駅前の市電乗り場

さっそく、街に繰り出しましたが、百貨店などのお店はもう閉店の時間でした。

交差点が広い

クリスマスのオーナメント等をお土産にでも買おうと思っていましたがあきらめました。

道幅が広い

買い物はできなかったけど、ヘルシンキはいろいろな型のトラムが走っていて見ていると結構楽しい。

この車輛が多く走っていました

ちょっと古い感じの車輛

こちらは新しい車輛かな

市電のレイアウトなんかあったら楽しそうですが、街の風景を作るのは大変そう。

市電、街の風景に溶け込んでます

旅行中のハプニングも悪い事ばかりではありません ♫

2017年10月16日月曜日

病院列車 - Hospital Train


鉄道模型にミリタリーという分野があったとは。。。
思いもよりませんでした。。。


フライッシュマンの病院列車で3両1セットです。
左から手術も可能な医務室車輛、暖房用のボイラー車輌そして病室車輛になります。

処置室兼医務室車輛(3軸です)

病室の車輛

ボイラー車の中は暖房用の蒸気をつくるボイラーが再現されており、扉を開けて見ることができます。また、天井にはボイラーからの大きなファンネルがとび出ています。

ボイラー車(扉を開けることができます)

どれもエポック I(鉄道創成期から第一次世界大戦・1919年ごろまで)の車輛です。
第一次大戦中の欧州戦線について知識を持ち合わせていませんが、なるほど各国が地続きの欧州では鉄道が兵站上の重要な働きをしたであろうことは想像に難くありません。

尚、今回のセットには3軸車が2両含まれていました。
3軸車は中央の軸がカーブで左右にスライドする様に出来ており、我が家のR356カーブも難なく通過します。

中央の車軸がシャシーの一部ごと左右にスライドします(写真では向かって上側)

写真向かって下側にスライド

良くできた、面白いつくりに、感心させられます。

2017年10月12日木曜日

国鉄の客車(3)

かつて国鉄にいくつかあった寝台鈍行のうち、紀勢本線を走る天王寺発・亀山行きの「はやたま」に乗ったことがあります。
寝台列車と言っても殆ど普通客車の寄せ集めで編成され、2等寝台車が2両連結されていただけでした。

出発を待つ「はやたま」天王寺駅にて

天王寺から新宮までの電化区間を牽くのはEF58。
暗いホームの端で出発準備を終えたEF58が空冷ファンの音を響かせながら佇んでいました。
EF58、恰好よかったです。

早朝の新宮駅に到着(ここで機関車はDD51に交代)

この列車に同じく連結されていたであろう開放席客車をカトーから何両か購入し、うち緩急車であるスハフ42の尾灯をDCCトラック上で点灯できる様にLED化しました。

せっかくなので、お客さんも乗せます

工作はシンプルです。
オリジナルの基盤についていた電球の代わりに3㎜径の白色LEDを、またダイオードの代わりに定電流ダイオード(秋月電子15mA E-153)を半田付けし直して終了です。

下の写真では、基盤の左側がLEDの+側で、そこに定電流ダイオードの青帯(カソードマーク)側を接続する様に半田付けしています。


基盤の左上が欠けているのはケーシングから外すときに誤って割ってしまったため

尾灯は点灯しっぱなしになりますが、床下にマニュアルスイッチがあるので消灯させることはできます。

尾灯の明るさはちょうどいいと思います
色が写真ではピンクがかって見えますが肉眼では濃い紅色に見えます

客室内にはプライザーのお客さんを乗せてみました。
このメーカーのフィギュアは、車輛や建物と組み合わせることで動きが出てきます。
動画の一コマを切り取ったような雰囲気を出すところが凄いと思います。

プライザーのフィギュア、止まっているのに動きが感じられます。

人形の仕草や態度が微妙に日本人と異なるのはご愛敬。
ガイジンの団体さんがご乗車です 笑