2017年9月19日火曜日

国鉄の客車 (2) (DCCフレンドリー?)

先日カトーの客車へ室内灯とデコーダー(FL12)を取付けたときの様子です。
メーカー純正パーツだけあって(一応は)問題なく取り付けることができました。

まずは、反射紙(2枚)を天井に貼り付け。


こんな感じに2枚を前後に貼ります。


次に説明書に従ってLED基盤を組み立て。と言っても各パーツを嵌め込むだけ。


こんな感じ。白熱球らしい雰囲気を出したいときにはオレンジ色のフィルターを取付ける。蛍光灯の感じを出したい時はつけない。


基盤を裏返してデコーダーを差し込みます。


下の写真は、デコーダーを基盤の奥まで差し込み過ぎている。
これでは基盤とデコーダーの接点がうまく合わず接触不良になる。


下の写真程度まで差し込めば問題ない。
丁度デコーダーと基盤の接点が合う。


シャシーの左右に集電板を差し込み、


ボディーと嵌め合わせて完成です。


ECoSの場合、Start-modeの設定で「Switch all accessories at start-up」のチェックボックスにチェックが入っていることを確認。

上から3つ目のチェックボックスにチェックを入れる

上の写真の様にチェックを入れておかないと、ファンクションデコーダーは機能しない。
アドレスを確認して点灯試験。
問題なさそうです。


さすがにR356mm だと客車同士がわずかに接触します。
カプラーの調整が必要ですね。



さて、一つ問題があります。

今回購入した2両の客車のうち1両は緩急車(スハフ42)なのですが、この緩急車の尾灯がデコーダー対応になっていません。

実はインターネットで購入する際に、客車に搭載できる各ライト類をどこまでDCCでコントロールできるのか、メーカーの説明を読んだのですが今一つ要領を得ませんでした。

実際に車輛とパーツが届いて、分かったことは、
  1. LEDの室内灯は「DCCフレンドリー」という仕様なので「室内灯自体」に専用デコーダーを搭載すれば、DCC制御ができる。
  2. 客車本体は「DCCフレンドリーではない」ので、客車に付随する尾灯についてはDCC制御できない。
ということらしいです。
なんだかもやもやした気分にさせられます。

尾灯をコントロールするデコーダーが別途カトーから発売されてはいますが、この客車に搭載するには多少の半田工作とデコーダーに加えてLEDや抵抗等を新たに購入しなければなりません。

本当は、DCC化に充てる時間を、運転を楽しんだり、ストラクチャーを作ったり、増えてきた車輌やレールの整備に充てたかった。。。

2017年9月13日水曜日

国鉄の客車

EF58に牽いてもらう車輛をどうしようかと考えていたら、カトーから国鉄の客車の新製品があるとの事。

半径356㎜のカーブを曲がれるのか不安ながらも、昔の客車を2両、それぞれカトー純正の車内照明とファンクションデコーダーと共に購入してみました。

まずはオハ47にファンクションデコーダー(FR11)と照明システムを取り付け。


ところが、問題発生。
ECoS(ESU製DCCコマンドステーション)でファンクションデコーダーをうまく設定できない。
プログラムトラックで認識し、ファンクションテストボタンによるライトの点灯、消灯も問題ない。
ところが、アドレスなどの情報をデコーダーに書き込もうとすると書き込めない。もちろん本線上でも認識されない。??

あーでもない、こーでもないと散々調べた結果、Start-modeの設定で「Switch all accessories at start-up」のチェックボックスにチェックが入っていないことが分かりました。



上の写真の様に上から3つ目のチェックボックスにチェックを入れたら、ファンクションデコーダーが機能するようになりました。

さて試運転です。

どんな速度でも、またポイントの通過でも照明のちらつきは一切ありません。
心配していたR356mmカーブも問題なく通過しました。
連結器が外れることもありません。

「走りのカトー」客車も良く出来ています。
客車の照明が点くとグッと雰囲気が良くなる。
夜、部屋の明かりを落とすと夜汽車の情緒を楽しめます。
EF58は懐かしい汽笛を鳴らしてさらに気分を盛り上げてくれます。



車内がよく見える様になったので乗客も乗せないと。

2017年9月7日木曜日

EF58をサウンドDCC化


欲しい車輛は沢山あるけれども予算は限られているし、次はどんな車輌を買おうかなと考えていたら、ふとカトーの車輌って持ってないなと気付いた。

諸先輩方のブログを拝見すると「カトーの走りは良い」と大変ほめてらっしゃる。
値段を調べてみたらEF58電気機関車が実売で1万円台半ばからあるのにびっくりした。

単行の電車が売れ筋の様ですが今回は欲しいEF58型機関車を買ってみることにした。
あちこち細かいパーツを取り付けなければならないのはチョット面倒臭い。
カトーはサウンドDCCの製品が無く、かわりに8ピンが装備されている。
サウンドデコーダーはクマタ貿易がESUのLoksound Microに日本型サウンドを入れて扱っていたので、そこで買うことにした。

デコーダーをどの様に積むのが良いか不安だったので、買ったばかりのEF58を携えてクマタ貿易に行って聞いてみることにした。お店ではエンジニアの方やヴェテランのお客さんから、いろいろなアドヴァイスを聞くことができ大変参考になった。


EF58を開けてみると、基盤の下にモーターがあり、フライホイールはモーターの右側に収まっている

結論として、Loksound Microに付属している小型スピーカーでも多少改造すれば(模型本体やスピーカーのエンクロージャーを多少削ったり、やすったりすれば)積め無いこともなさそう。
でもそういうのは得意ではないので、「Limo 6」というもっと小さなスピーカーを使うことにした。

一番下が Limo 6
ESUのサウンドデコーダー付属のスピーカーよりも大分小さい

Limo 6を使うことでデコーダーとスピーカーを無改造で車体に収めることができました。
下の写真で基盤の左側、画面下側にデコーダーを車輛のダイキャストブロックの壁に貼り付ける様設置。またLimo 6はその隣に設置。

ダイキャストブロックはデコーダーのヒートシンクにもなる。スピーカーはその下にあるプロペラシャフトと干渉しない様に0.5㎜厚のプラバンで下駄をはかせた上で設置。


どうでしょう。
DCC化に必要な空きスペースが微妙なEF58でもサウンドDCC化ができました。

因みに、尾灯はもともと点灯しないのですが、下の写真の画面左側の様に導光用の赤いアクリルが少し見えています。
ここに極小LEDを仕込めば点灯できそうです。



さて、肝心の音はと言えばスピーカーの大きさを考慮すれば十分に満足できるレベル。

走りの方はさすが「走りのカトー」。
フライッシュマンの半径356.5mmのカーブレールもなんとか通過しました。


心の充実度の高い良い買い物でした。