模型屋の棚の奥に珍しい形のレールバスを見つけました。
ドイツ北部、北海に面したズルト(Sylt)島嶼鉄道を走っていたナローのレールバスで、鉄道自体は1970年に運転を終了していました。今ではレールの跡地がサイクリングコースなどになっているようです。
HOm(ゲージ幅12㎜)のモデルも発売されていますが、これはゲージ幅16.5㎜を走れるように模型化されたものです。
レールバスと一緒にデコーダーのESU Lokpilotを買いました。本当はサウンドデコーダーを入れたかったのですが、生憎売り切れだったのでサウンドなしのDCCデコーダーです。
DCC化は8ピンプラグを指すだけなので楽チン。
ライトはどうやって載せるのか。
特にトレーラーヘッドのライトを点灯させるのは難しそう。
Brekinaというメーカーのモデルです
さて、走らせてしばらくしてから集電がよろしくないことに気づいた。
買ったときからポイント通過時にまごつくことがあり、前方の台車からも集電しているのにおかしいな、と思っただけで原因をきちんと調べていなかった。
フライホイールの効きが弱い超低速でポイントに入ると、後ろの駆動台車がクロス部分にかかったところでスタックしてしまう。
こういう時には前方の台車からの給電によってスタックしない構造になっているのだが給電がうまくいっていないみたい。
前方の台車:台車の後軸からのみ集電している
前方の台車の車輪は、踏面もブラシとの接点もどちらも良く磨いてあり、台車からDCCインターフェイスまでのワイヤリングも調べたところ異常は無い。
もしやDCCインターフェイスへの半田付けがどこかおかしいのかな、さわりたくないな、などと考えながら再び試運転をしていると、車軸が左右どちらかへ押し付けられているときに瞬間的に通電することがわかった。
もしやと思いよく調べてみると集電用台車の片輪側だけブラシのあたりが悪い。
ブラシのあたりを調整したら、一切スタックしない様になりました。
一件落着です。
このレールバスにはもう一つ難点があって、それは一番前の車輪がスプリングポイントで浮き上がって時々脱線することです。
トラクターヘッドが軽い事が原因なのでしょう。トラクターヘッド内にオモリを仕込むことにしました。
開けてみると、既に一応おもりが入っており、追加でおもりを入れるスペースは殆どなし。
雀の涙ほどだけど追加のおもりを入れてとりあえずよしとする。何もしないよりはまし。
復旧して早速試運転。
脱線する確率が少しへったかな、と言う程度には改善しました。
でもスプリングポイントに入ると前輪は多かれ少なかれ浮き上がり、ちょっとした加減で脱線することもある。
何か良い方法はないものか。
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