2017年3月26日日曜日

DCCによるポイント操作(3ウェイポイント)

ポイント切替用のデコーダーを買った。

また英語のマニュアルをダウンロードしてがんばって読み、その通りに接続、設定したつもりなのに、うまくポイントが切り替わらない。

質問をしようにも、何を理解できていないのかが判然としていないため要領を得ず、お伺いした方にはお手間をとらせてしまった。

試行錯誤の末、最終的には切り替える事ができる様になったのだが、未だにこの設定が最良なのかよくわからない。
何をやったのか整理してみた。

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うまくいかなかった原因は2つ、ポイントの種類とポイントを動かす電力(電圧?)の様だ。

1つ目の原因は、ポイントの種類をよくわかっていないことにあった。
こちとら素人なので仕方ない、のではあるが自分が今回初めて買ったポイントは3ウェイポイントだった。
これは3方向への切替を2つのポイントマシンを使って行うため、コントローラーでの設定に少しコツが必要であることを理解して設定しなければならなかった。

2つ目の原因は、ポイントを動かす電力(電圧?)にあるようだが、これは未だよくわからない。
どうも、切り替える方向によって完全に切り替わりきらない場合があり、それがDCCの設定によるものなのか、ポイントマシンの不良によるものなのか、と考え悩んでしまった。

結局、3ウェイポイントの特性として同時に二つのマシンを動かすためパワー不足になっている様なので別途アナログトランスから補助電力をとったらうまく作動するようになった。

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以下は現在の設定状況です。
一つの3ウェイポイントに二つのマシンを設置する↓

それぞれ3ウェイポイントとして登録↓


左側への分岐を担当しているマシンをアドレス「1」に設定↓

右側への分岐を担当しているマシンも同じくアドレス「1」に設定(ここがミソだった)↓

こんな感じです↓


あとはECoSが自動的に判断して行きたい方向に必要なマシンを動かしてくれるという仕組み。
設定が終わってみれば「なんだ」という感じ。

次にワイヤリングであるが、下の写真はポイントデコーダーとして使ったESUのSwitchPilot。

この写真右上にあるポート1と2にそれぞれポイントマシンを接続する。
黒のワイヤーを「C」、茶色のワイヤーを「Out A」「Out B」にそれぞれ接続。
ここまでは2ウェイポイントと同じようです。

写真の左下にあるのが電源用ポート。
左側二つ(Pw AとPw B)はアナログトランスから補助電力をもらう様に接続。
右側二つ(Trk AとTrk B)はコントローラー(本線)に接続。

最初は左側二つもコントローラー(本線)に接続していたのだが、パワー不足の様なので補助電源をとったらうまく行った。


ポイント用電源は別途アナログトランスから拝借↓


3ウェイポイントがどの程度電力を喰うものなのかはよくわかりません。
ECoSコントローラーのパワー供給先は3ウェイポイント一つ、線路上の車両1両、ディテクター1台だけです。一時的な電圧の問題かもしれません。

2017年3月19日日曜日

DCCを使ったシャトル運転

それまで狭いテーブルの上の楕円形のトラックでトラムを走らせている分には何の問題もなかったのだが、レッドアローとDCCコントローラーを買ってからはそうもいかなくなった。

ドイツ製のECOS2というDCCコントローラーを買ったのであるが、これが狭い机の上には大きすぎて、遊ぶにはもっと広いスペースが必要。
部屋の窓際にちょうど縦長のスペースがあったのでここで折り返し運転をする事に決めた。

少し高さが低く、これまでの様に椅子に座って車両の走りを眺めることは出来ないものの、コントローラーを置くスペースは十分。

コントローラーのマニュアルを読むと「自動シャトル運転」が出来るらしいが、その為にはディテクターが必要らしい。という訳でまたも大枚はたいてディテクターを購入した。


DCCの自動シャトル運転機能を使うためにディテクターを購入したものの、そもそも鉄道模型のディテクターとは何?というのが当方の理解レベル。
英語で書かれたディテクターのマニュアルをダウンロードして読んでみました。

なんとなく理解できた気がして接続したものの肝心のコントローラーがディテクターを認識しない。悩んだ末にようやくリンクケーブルが接続されていないことに気付いた(トラブルとは得てしてこういうものか)。あとはコントローラーの画面に従って設定。楽チンであった。
以下どのような設定をしたかの備忘録です。

まずブレーキポイントを設定するためにトラックを分ける。
プラスティックジョイナーでA駅側とB駅側それぞれのトラックを本線から絶縁。

プラスティックジョイナー。12個入り
レールにはめてもほとんど目立ちません。


写真ではプラスティックジョイナーが目立つようにわざとバリをつけたままにしてあります。

向こうとこちらのブレーキポイント(コンダクター:B側のレール)にプラスティックジョイナーをはめ、それぞれ絶縁した先のトラック(B側のレール)とディテクターをワイヤリング。


ワイヤリング詳細は下のとおり。
画面右側の黒い太いケーブルがECoSリンクケーブルでこれをECoSコントローラ本体にある3か所のプラグのどれか好きなところに接続
ディテクターは上下二つのバンクに分かれていて、Rail Com対応はそれぞれ2か所。1,5,9,13がRail Com対応。今回は画面上側の9番(一番右)と13版(一番左)を使った。
中央の2本はディテクターへの給電で、コントローラー本体とディテクターのBとB、OとOをそれぞれ接続する。(給電は上下で分かれていて画面下側のバンクを使う時には同じように下側へも別途給電するようです)
先の9番と13番をそれぞれ絶縁区間のレール(B側)に接続する。
BとOで違う色のワイヤーを使えば分かり易かったのだが手持ちがなく全部緑色。いずれ分かり易いように色分けしたい。

コントローラーの設定をする。

コントローラーのセットアップ画面でディテクターが認識されました。

運転画面のスパナマークを押してShuttle Trainを選択。

運転画面のスパナマークを押してShuttle Trainを選択。
ディテクターの9番、13番ポートを選択。
各駅での折り返し待ち時間を10秒に設定

設定が終わるとスピードメーター内にシャトル運転マーク(黄色い機関車マーク)が表示されるようになりました。
これでスピードを上げるとシャトル運転が始まります。
できてしまえばなんて事はないのだが、最初はやはり、つまづく。
DCCも鉄道模型も初めての私にはかなりハードルが高い作業でした。

2017年3月12日日曜日

Roter Pfeil(レッドアロー)


模型屋のショーウインドウに赤い色の気になる車輌が置いてあった。
一目ぼれ、というのでしょうか。
店主に「興味があるので見せてくれないか」と聞くとDCC(デジタル制御)らしく、私のアナログトランスでは動かないそうだ。

この1か月は鉄道模型を始めたばかりで既にずいぶんとお金を使ってしまっていた。
しかもこの赤い車両とDCCのコントローラーを買えばこれまでにない出費になる模様。
とは言っても、この手の物は一度チャンスを失うと次に出会えるまでずいぶんと時間がかかりそう。

という訳で買ってしまいました。DCCのコントローラーも。

新たな車輌が仲間入りです。
ローターファイル(赤い矢)という愛称のスイスの電車(HO)です。
走りはとても滑らかだし、DCCサウンドがまた凄くいい。

今後はDCCだな、とこの時思いました。



2017年3月2日木曜日

世界一短いケーブルカー

イタリアからアドリア海を挟んだ対岸にクロアチアという国があります。

その首都ザグレブという街に行く機会があり、そこに世界一短いケーブルカーがあると聞いたので乗ってみました。

ケーブルカー、というよりはエレベーターに近い感覚。


片道60円ぐらい。
街にある丘の上と下を結んでいます。
朝の通勤時間帯だったこともあり、乗客は丘の上にあるオフィスへの通勤客ばかりの様でした。

丘の上のオフィス街。官庁が多い様です。


丘の下はダウンタウン。
ここのトラムも愛嬌のあるいい顔。