2019年3月26日火曜日

The Great Train Race


先日、日系航空会社の飛行機に乗った際、機内ビデオで英BBCの人気自動車番組である(であった)Top Gearをやっていました。


2009年に放映されたもので、自動車番組ではあるもののサブタイトルが ”The Great Train Race” となっており鉄道と自動車を競争させるようです。

案の定、LNER(ロンドンアンドノースイースタン鉄道)の高速蒸気機関車A1型に対し、同時代に最速と謳われていたジャガーXK120、同じく当時市販バイク最速のヴィンセント・ブラックシャドウが、よーいどん!でロンドンをスタートしてどれが一番早くスコットランドのエディンバラにたどり着けるか、という内容。

A1型蒸気機関車トルネード号
愛好家団体が当時の設計図を基に2008年に新たに作りなおした車輛


最高時速200キロのジャガーXK120
この3人がバイク、自動車、そしてA1型に乗って競争する

車とバイクのルートは1949年当時にあった一般幹線道路を使い、現代の高速道路は使わない設定。

ブラックシャドウ
1949年(昭和24年)製とは思えないほど完成されたバイクだと思います。

おそらくイギリスの鉄道(模型)に興味のある方には既知のテレビエピソードだったのでしょうが、個人的には初めて見るエピソードだったので、約1時間の番組を機中で存分に楽しませてもらった次第。




番組内では人力で給炭する様子や、時速110キロで走行中にホイールスピンする場面、そしてなにより美しいイギリス東海岸を疾走するA1型蒸気機関車を観ることができます。



top gear the great train raceで動画の検索をするとBBCのホームページで4つのパートに分割されたこのビデオを観ることができます。

但し中間駅からの発車シーンで力強くホイールスピンさせながら加速するA1トルネードの姿がカットされていたのは残念。

イギリスは山らしい山が無く、緩やかな丘がうねるような地形が多い。
一般道の制限速度は時速約100キロで、幹線道路には信号もほぼないため、
こんな景色の一般道をちょうど良いスピードで延々と走ることができます。

なお、A1 トルネードの模型(OO)はホーンビィとブランチラインのそれぞれが扱っているようです。

2019年3月16日土曜日

ハンブルク Hamburg 


ハンブルク市庁舎

少し前になりますが、ドイツ北部にある美しい港町、ハンブルクを訪れる機会がありました。

海岸線からは100㎞以上も内陸にありますが、れっきとした港町です。水の豊かなエルベ河をつたって沢山の船がハンブルクまで上ってくるのです。



アルスター湖

昼下がりの街を散歩していたら、噴水に虹がかかっていてとてもきれい。遠くには中央駅に向かうICEも見えます。



ミニチュアワンダーランド(鉄道模型ワンダーランド)
閉館時間は比較的遅めですが季節や曜日によっても変わりますので
訪れる前に予め調べておいた方が良さそうです。

有名なミニチュアワンダーランドにも行ってきました。
欧州を中心とした各地域のレイアウトが作られているのだけれど、いろいろな仕掛けと演出がユーモラスで楽しい。

これらの機体もやがてランウェイまでタキシングした後に飛び立ちます!

何より自動車や飛行機など「鉄道以外」の車輛や仕掛けが忙しく動きまわっているので、線路を走る鉄道だけがレイアウトの中で「浮く」こともない。



夜の駅前の風景ですが、そこかしこに小さなドラマがあったりします。

むしろ鉄道は自然と風景に溶け込んでその他の仕掛けを引き立たせるために存在しているかの様にも見えました。


これは北米大陸ですね。Double Stack Trainが走っています。
手前のハイウェイもやがて事故による渋滞が発生したりと忙しい!

何か、鉄道模型好きの葛藤、あるいは自問自答を見せられた様な気がする、不思議で楽しいレイアウトでした。