2022年5月4日水曜日

Mehr Licht ! もっと光を!

模型の写真をもうチョットきれいに手軽に撮りたい。

自分のコンパクトカメラでは室内で模型を撮ろうとすると何故か上手く撮れない。模型全体にピントが合わなかったり、黒や濃い色の模型の色が思ったように写らなかったり。

模型全体にしっかりとピントを合わせるためには絞りをある程度絞る必要があるけど、そうするとシャッタースピードが遅くなり三脚が無いとブレる。

あまり写真を撮る、ということをちゃんと意識したことも知識もなく、ストロボを使うとシャッタースピードを保ちながら絞りを絞れるのでピントのあった写真が撮れるのは理解できるのだけど、ストロボを焚くと不自然に明るくなったりハイライトが入ったりしてうまく撮れないなあ、となんとなく思っていた。

のですが、ストロボを天井や壁に向けて発光させて柔らかい反射光を作ること(バウンス)で、室内でもシャッタースピードを維持しつつ、ある程度絞りも絞って、手軽に手持ちでも撮影できることを、遅まきながら知りました。

という訳で、光量が大きめで天井や壁に向けて発光できるストロボを使って模型を撮ってみました。

ストロボを白い天井に向けて発光させて撮影。
おー、天井からの反射光で足元がやや暗く写るものの、今まで撮っていた写真と比べれば断然きれいに撮れました。
ストロボの向きを変えたり、調光補正やISO感度を調整することで、写真が変わっていくことも実感。写真撮るの楽しい。

多少奥行きのある被写体でも、絞りを絞ることさえできればボケ具合をある程度コントロールできるのですね。

でも蒸気機関車の様に暗めの色の多い模型では目で感じるような色味を出すことはやはり難しい。
また、天井で光を反射させているからか、ボイラーの影にある動輪がどうしても暗くなってしまう。

動輪にも反射光があたるようにストロボの向きを少しづつ変えて試行錯誤してみる。
写真館で撮影するように画用紙でレフ板作って反射させたり。

チョット良くなった気がする。

お手軽な「ストロボ+天井バウンス」を使って、試行錯誤しつつも撮影を楽しむことができました。今更ですが写真を撮ることが楽しくなった。

おまけ)
被写界深度合成のできる小さなカメラも買って撮影してみた。
カメラが自動でピントを変えながら複数枚撮影した後、ピントの合った部分だけを合成してくれる。拡大すると少し色が滲んでいるような部分もあるけど面白いし総じて良く撮れる。

説明書には撮影時は三脚などでしっかりと固定して使うよう書いてあった。色々とやり方はあるのであろうが、三脚を使って机の上などの模型を撮るのは意外と面倒。
手持ちでストロボ+天井バウンス撮影は、それなりのストロボが必要だけど手軽さという点では魅力的。